受付時間 | 平日9:00~17:00 ※土曜は現在オンラインレッスンのみ受付。 |
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定休日 | 土日・祝日 (夏休み・年末年始) |
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2021年の元旦、検定を受験すると決めて、過去問を開いて唖然としました。問題の意味が全くわからない…
養成講座では、上位の成績だった自信満々の鼻が見事にぽっきり折れた瞬間でした…
「赤本でいくら勉強してもなぜ解けない? 養成講座と検定の勉強は別物?」 目の前が真っ暗になりました。
そんなとき、友人から泉均先生の検定対策講座の話を聞きました。友人は、知識0の状態で、泉先生の講座を受けただけで見事1発合格したと。30年のキャリアと情報分析力、短期間で効率的に勉強するノウハウと点数を取るためのテクニック。まさに、私が望んていた講義内容に心が躍りました。
ただし、講座が始まるのは半年後の6月から。とにかく待つしかない。
1月から6月までの6ヶ月は、養成講座の授業を受けながら、文法、音声を集中的に勉強し基礎を固めました。
2021年6月。待望の泉均先生による検定講座が始まりました。
予想通り、検定試験に特化した大変素晴らしい内容で、ふわっとしていた記憶を理解の域まで深める手助けをしてくれました。毎回実施される真偽法形式の小テストは、短い時間で、文の真偽を判断する訓練ができ、本番に大いに役立ちました。また、毎回テストの合計点数の順位が発表されるので、ほど良い緊張感を保つことができ、励みになりました。
授業の前に配布されたトラ本を解き、解説を読み、キーワード集で調べ、講座やレジュメで再チェック。まさに「反転授業」を実行しました。トラ本をやってから過去問に挑戦すると、以前は全然わからなかった問題がサラサラ解けるようになったんです。これには驚きました。過去問でつまずいたら、またトラ本に戻ります。それを7月から9月の3か月間繰り返しました。
トラ本にじっくり取り組むことは、記述の参考にもなりました。記述の課題になりそうな回答例が問題文の随所にちりばめられていたんです。これに気づいた時、記述の書き方に変化が起こり、高得点を狙える書き方になりました。
極めつけは、「泉先生のキーワード集」。これはすごかった。他校の用語集にも載っていないのに、過去問で、なじみのない用語をキーワード集で調べるとほぼ載っている。試験の数日前から試験開始直前までキーワード集に目を通したので、正解を拾えた問題もありました。私の勝因は、キーワード集にあったかもしれません。お陰様で、私も一発合格することができました。
検定試験の勉強は、「これだけやったら受かる!」というような甘いものではありませんが、膨大な試験範囲を効率的に学習すること、合格点に近付けるテクニックを泉先生はご教授してくださいます。しかし、いくら泉先生の授業が素晴らしくても、最後は自分自身との闘いとなります。泉先生とご自身を信じて、ぜひ合格キップを手に入れてください!
受験を決めて、過去問題や練習問題を見たときに、何をどう書いたらよいか見当もつきませんでした。それは、問いに対する知識がないこと、400字をどう構成したら良いか。この両方が全く力不足でした。そこでやったことは
① 既述の問題集、過去問題の模範解答を書き写す・・・問題と模範解答の両方を写経のように書き写し、記述問題の雰囲気に慣れることに努めました。そのとき、トピック別ではなく執筆者別にやりました。執筆者によってとらえ方や文の構成も違うので、一人の人に慣れてから次の人に変えました。
② 試験Ⅰや試験Ⅲのための勉強で、選択肢を選ぶときには選んだ理由を声に出して言うようにしました。これにより、知識を増やすことと「AはB。なぜならば・・・」を身体になじませました。
③ 書き出しの練習だけ、できるだけ多く練習しました。令和二年の問題は「やさしい日本語 について、このような意見があるが、これについてどう思うか」と問われています。「やさしい日本語についてどう思うか」ではないので「やさしい日本語についての○○のような意見について私は、共感しない/賛同する。なぜならば・・・」のような感じです。100本ノックとは言いませんが、「問いに答える」ことが、得点するために最優先で必要だと考えたので、「問い⇒答え」を集中的に書きました。既述では、問われていることが2つとか3つの場合もあるので、その場合は全部やりました。自分の答えを書くときには「問いの文から書き始め、自分の答えを書く」を心がけました。
試験Ⅰや試験Ⅲの勉強が進み、結構答えられるようになったと思う頃、記述問題を(出だしだけなく)フルにやると知識の定着がされていないことを痛感し「出直してまいります」という気持ちになりました。これを何回か繰り返しました。
正直、記述で私の解答がどんな評価をされたのかはわかりません。私は上級文法と言う言葉に反応ができませんでした。「上級者が文法を学ぶ場合」と捉えてしまったのです。「反転授業」は、一人で勉強した後の対面授業では、一人でできないこと(ペアワークやグループワーク、ロールプレイなど)をやると答えました。これ以上のことが思いつかなかったのです。私としては、記述練習にもエネルギーを割いたつもりでしたので、終わってから「がんばってがんばって、この程度」「やってなかったら、零点だったかも・・・」と思いました。構成を学ぶ機会はありますが、それをどう自分に定着させるかを考えて、このように取り組みました。これらは既にやっている方やご存知の方もいらっしゃると思います。参考になる方がいらっしゃれば幸いです。
これから受験される方は、多くの体験記を聞いて、自分に合うやり方を見つけてください。私は昨年、泉先生に不合格の報告をした時に「力をつければ必ず合格できる試験だ」というお返事に励まされました。「必ず合格できる」という言葉を信じて自分を鼓舞しました。今年の終わり、皆さんが体験記を書いていることを願っています。
Q1:合格された今のお気持ちはいかがですか?
うれしいです。
Q2:勉強方法についてお尋ねします。
(1)具体的にどのように勉強されましたか?
①青山国際の講座資料 ②過去問5年間分を解く ③『日本語教育能力検定試験合格キーワード1400』 ④YouTubeの対策動画
(2)特に工夫された点はどんなところですか?
試験Ⅱ聴解の部分です。
Q3:試験についてお尋ねします。
(1)実際の試験内容はいかがですか?
難しかったです。分からないことがたくさんあり、感覚と消去法で解答したところもありました。
(2)試験会場や受講生の様子はいかがですか?
試験会場が大きくて、1つの教室の中に100~200人くらいいました。受講生は40~60代の方が多かったです。
Q4:これから受験する方にメッセージをお願いします。
基本知識の勉強と過去問の練習が不可欠です。試験当日は、分かる問題はすぐに正確に解答し、分からない問題には無駄な時間をかけずに感覚で選択肢を選んだ方がいいと思います。
Q1:合格された今のお気持ちはいかがですか?
複数回受験しておりますし、今回でもう最後にしようと決めていたので、合格通知を受け取った時は、これで一生「ダメだった」を引き摺らなくて済む!やっと終わった!と本当に嬉しかったです。
Q2:勉強方法についてお尋ねします。
(1)具体的にどのように勉強されましたか?
泉先生の講義を受けて、講座のレジュメ(図解、対比表やグラフがわかりやすく、30年の試験分析・研究をもとに練り上げられた必要かつ十分な濃いエスプレッソのようなテキストです!)を中心に勉強を進めました。あとはトラ本と、過去問(特に3年おき以前のものを中心に!直近のものも)をひたすら何回も繰り返し解きました。記述に関しては、420字の原稿用紙の両面コピーを大量に作り、表に模範解答をどんどん書き写して内容の配分、書く内容のコツを掴むようにし、時間をずらして裏面に同じ問題で(時々模範解答とは違う視点の)自分の文章を約20分で書く練習をしました。
(2)特に工夫された点はどんなところですか?
解答用紙も試験I(両面)試験II, III (表・裏)のコピーを大量に用意し(総問題数は毎年同じ)、まず日付と何年の問題かを記入、時間厳守でやります。採点して不正解の横にポイントを記入。何回もやっていき85%以上取れるようになったら、同じ年の解答用紙を集めて「間違えた箇所」をチェックします。毎回同じ所を間違えていたら(意外にある)、そこが自分の理解があやふやな部分なので、レジュメやノートの見直し、合格キーワード1400での調べ直しで完全に理解するようにし、用意した「間違いチェックノート」にその都度まとめて書き込むことで定着を図りました。そのノートは自分の「弱点ノート」でもあるので、後でパラパラと見るだけでも再確認ができます。点数を上げていくことだけでなく、どこを間違えたかが大切。答えは暗記するものではなく、似たような問題が過去繰り返し出されていても、質問の方向性が変わっていたり、それに伴い4つの選択肢が変化したりしています。どんな形で出されても答えられるようにしよう、と思いました。
Q3:検定対策講座を受講された感想をお聞きします。
(1)何が具体的に役に立ちましたか?
泉先生の授業を受けることで、この試験に合格するための無駄のないノウハウを学べることだと思います。この講座のレジュメを中心に勉強することでしっかり理解でき、身につくと思います。他の参考書や問題集を前に、1人で途方にくれる必要はありません。特に最後に配られる「総集編(論点整理)」は先生ご自身が「毎年更新を重ねて焼き鳥屋のタレのように熟成を重ねてきた」と仰る通り、はずしてはいけないポイントが精選、整理され、まとまっています。いつも持ち歩き、折に触れ広げて眺めるようにしました。また、9月に購入した「合格キーワード1400」は、「ん?これは何だっけ?」という不確かな記憶をしっかり明確化するのに役立ちます。引けば必ず出ています。もっと早く手に入れればよかった!日本語を教える上でも大切な事柄が出ているので、今後も手元に置いて活用したいです。
(2)検定対策講座をどのように活用しましたか?
この試験に合格するための勉強の方法や、方向性、大切なこと、ポイントは何か、を示す「水先案内」をしていただいたと思います。日本語教師になってから7年ほどになりますが、日頃の授業にも役に立つこと、「これか‥」と思い当たることもいろいろありました。
(3)受講中のエピソードがあれば教えて下さい。
複数回この試験に挑戦してきた私には、先生の励ましのお言葉がありがたかったです。
合格証書には自分の得点が記されないので、一発合格の方はご存知ないと思いますが「不合格」の場合はハガキに試験I、II、IIIの得点と席次の位置 A~Hが示されています。上から何%のところにいる、という意味です。私は毎回A(合格上位〜30%)だったので、悔しさはもちろん「またあと1年…」という苦しさも本当に大きかったです。しかし、泉先生の「力をつければ絶対合格できるから」「本当に1点2点に何百人だから僅差、鼻の差!もう少し!」「最後まであきらめないで」というお言葉で「このままでは終われない!次回こそは!」と思いながら受け続けてきました。
毎日学校でクラスの授業を持ちながら、という頃は勉強時間がなかなか取れなかったことが大変でしたが、コロナの影響で対面授業がなくなり、オンライン授業など在宅時間が増えて受験勉強に集中できるようになったことは「災い転じて‥」だったかもしれません。
Q4:試験についてお尋ねします。
(1)実際の試験内容はいかがですか?
泉先生が「ここはしっかり押さえて下さい」と仰ったところ「数量詞(名詞)の副詞的用法」や「言語と教育‥ICT教育、必至!」アクティブラーニングなど、実際に出題されました。記述は「反転授業」に関連した課題でしたし。
(2)試験会場や受講生の様子はいかがですか?
コロナのせいかどうかはわかりませんが、私の周りの席は欠席が目立ちました。おかげで隣の人が気になったりすることもありませんでした。ただ換気のため窓が開放されたりで、寒かったです。
Q5:これから受験する方にメッセージをお願いします。
①試験Iの問題3は、特に時間がかかるので抜かして、問題1,2→問題15から逆に戻って解く。後ろの方は答えやすい問題が多いので先に片付けた方がよい。
②単純なことですが「最も適当なもの/あてはまるもの」と「不適当なもの/あてはまらないもの」を取り違えないよう、問題文に○印X印をつけるなど工夫する。焦ると意外に間違えます。また、選択肢4つから正しいもの1つを選ぶより、誤ったもの1つを選ぶ方が全ての選択肢をしっかり読む必要があり時間がかかるので、暗記ではないきちんとした理解が求められます。
③外国人受け入れ政策など、最近の法改正や人数変化はしっかり把握しておく。新聞,ニュースなどに留意。「変化」のあったことは要チェック!(泉先生・談)
Q6: 最後に一言お願いします。
健康第一、体調に気をつけて、ご自分のペース、方法で挑戦してください!「力をつければ絶対合格できる」「最後まであきらめないで!」ご健闘を祈ります!